購入前に見て!オスプレーカイト36(38)の使い方を徹底解説

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登山を始めてからまだ日が浅い場合、道具が揃っておらず手持ちの物で代用しながら少しずつ揃えていかれる方が多いのではないでしょうか。

ウェアや帽子、トレッキングシューズなどは購入したから、そろそろ登山用のザックがほしいと考えている、登山ビギナーの女性ハイカーさんへおすすめしたいのが、オスプレーカイト36です。

2023年にオスプレーカイト36のNewモデル「オスプレーカイト38」が発売されました。
主な違いなど詳しく追記しましたのでぜひご覧ください。

まだまだ登山ビギナーのわたしが半年間使ってみて感じたことや、オスプレーカイト36の各機能の使い方をなるべく平凡な言葉でわかりやすくお伝えしたいと思います。

\こんなあなたにおすすめ/

  • 登山用ザックがほしい登山ビギナーの女性
  • 登山をはじめて1年くらい
  • 日帰り登山メイン
  • 山小屋1泊にもいつか挑戦したいと思っている
  • 背中が汗で蒸れにくいザックがほしい

目次

2023Newモデル「オスプレーカイト38」が発売されました!

わたしが使っているモデル「オスプレーカイト36」のNewモデルとして「オスプレーカイト38」が発売されています。主な違いとしては

  • より簡単に調整できる背面長調整システムを搭載
  • ブルーサイン®認証リサイクル素材の生地100%でできている
  • 新たなカラーバリエーション(ブラック/エルダーベリー/ロッキーブルックグリーンの3色)

となっており、サイズや容量などの違いは下記の通りです。

オスプレーカイト36との違いをまとめました

【オスプレーカイト36】
容量・サイズ:XS/S=34リットル S/M=36リットル
外寸:縦70✕横33✕奥行き30cm
重さ:XS/S=1.38g S/M=1.47g
対応背面長:XS/S=33〜40.5cm S/M=40.5〜51cm

New【オスプレーカイト38】
容量・サイズ:XS/S=36リットル M/L=38リットル
外寸:XS/S=縦66✕横33✕奥行き29cm M/L=縦71✕横33✕奥行き29cm
重さ:XS/S=1.76g M/L=1.84g
対応背面長:XS/S=35.5〜46cm M/L=40.5〜51cm

容量が増えることでザック自体の重も重くなってます。外寸はオスプレーカイト36よりやや小さめ〜若干大きくなり、横幅と奥行きはほぼ変わらないと言っていいでしょう。
大きな違いは背面長の長さですね。XS/Sはオスプレーカイト36より2.5cm長くなり調整できる長さも7.5cmだったのが10.5cmまで長くできるようになっています。
簡単になったという背面長調整システムが一体どんなものか興味がありますね。

各ベルトや収納などついてはオスプレーカイト36と同じなので引き続き参考にしてくだい。

登山ビギナーさんへオスプレーカイト36を勧める理由

筆者が山に登ったときの画像。晴天で青空には白い雲が浮かんでいる。足元は岩場で画像の右側でカメラに背を向けて立ち景色を眺めている。オレンジ色のロングパンツに白のトップス、グレーのぐるりとつばのある帽子をかぶり、オスプレーカイト36を背負っている。
  • 日帰り〜山小屋1泊まで対応可能な容量(小さすぎず大きすぎない中間的な容量)
  • 2つのサイズ展開と背面長の調整機能で様々な体型の方にフィット
  • フィットするのに風通しの良いメッシュ仕様の背面パネル
  • 女性の体型に合うように設計されたショルダーベルトとヒップベルト
  • 深くて伸縮性のあるサイドポケット
  • レインカバー付きで雨でも安心
ぴょん
ぴょん

オスプレーカイト36は背負心地も背中が蒸れずに快適やで

日帰り〜山小屋1泊までカバーできるザックの容量は何リットル?

だいたいの目安としては、日帰り〜1泊程度の山小屋泊であれば30〜35Lくらいが適量と言われています。

なので登山ビギナー1つ目のザックとして購入するなら日帰りと1泊どちらもカバーできるオスプレーカイト36(36リットル)はおすすめの容量ということになるんです。

オスプレーカイト36くらいの容量があれば、食料や水のボトルを入れたうえで冬の防寒着やヘルメットも収納可能。日帰りで登山口と下山口が違い下山後に温泉に行くような場合も、着替えなども入りますよ(着替えとヘルメット両方入れる場合は荷物の厳選やパッキングの工夫が必要です)。

オスプレーカイト36は2つのサイズ展開と背面長の調整機能で様々な体型の方にフィット

オスプレーカイト36を縦に床に置いて背面が写っている画像。背面のポケットに収納されている「背面長調整板」を取り出して右手で持って板の形状や目盛りがわかるように見せている。
背面長調整板の上部は左右のショルダーベルトの上部先端と繋がって一体化している。
背面長調整板には縦に2cm間隔で5つの目盛りが白く記されている。

ショルダーストラップに背面長の調整板が付いています。

オスプレー カイト36はまず背面長の長さで大きく2つのサイズ展開です(S/M・XS/S)。
さらにザック本体で背面長を5段階で調整することができるので様々な体型の方にフィットするように作られています。

オスプレーカイト36を縦に床に置いて背面が写っている画像。背面長調整板を背面のポケットに収納した状態の画像。目盛りは上から5つ目に合わせて一番長い背面長になっている。背面長調整板を収納するポケット上部中央にはどこの目盛りに合わせているかわかるように白い三角マークが付いている。

自分の背面長の長さに合わせて背面長調整の板をハイドレーションスリーブと兼用のポケットに挿入し内部のマジックテープで固定します。

オスプレーカイト36のフィットするのに風通しの良い背面機能

背中にフィットするということは、それだけ密着度が高いので汗をかいたら背中の蒸れが心配ですよね?でも、安心してください。オスプレー カイト36の優れた背面機能「エアスケープバックパネル」が背中の蒸れをしっかり防いでくれます。登山では冬でも結構な汗をかきます。かいた汗をそのままにしておくと汗冷えして最悪の場合、低体温症になることも。ですから、背負ったままでもかいた汗が乾きやすいという構造は、山での体調を万全に保つ意味でも非常に重要なポイントです。

オスプレーカイト36の正面を下にして床に寝かせて上から背面を写している。
エアスケープバックパネルの形状を説明するための画像。背面には背中に当たる部分の上部、下部、両脇に半円形のパッドがあり、ザックを背負ったときに荷物が背中に沈み込まないように支えている。パッド部分がわかるように画像では赤線でそれぞれ囲われている。4箇所のパッドの中央部はアルファベットの「X」型の谷になって凹凸の形状である。凹凸を覆うように伸縮性のあるメッシュがピンと張られている。

分かりやすく赤線を引いてみました。肩・腰・背中の両脇部分の4箇所はパットが入って背中に当たる凸部分。
中央の「X型」になっている部分は谷になっている凹部分で背中に触れないようになっており、背負ったままでも通気性が保たれます。

オスプレーカイト36の背面長調整機能・計り方

試しに背面長をいつもより長くして背負ってみます。

身体データ

  • 身長158cm
  • 背面長40cm
  • オスプレーカイト36の使用サイズ: S/M=36リットル
  • 普段の背面長調整板の目盛りの位置:一番上
オスプレーカイト36を縦に床に置いて背面を向けた画像。背面長調整板を上から2つ目の目盛りに合わせて背面のポケットに挿入している。右手人差し指で筆者が通常合わせている一番上の目盛りを指さしている。

上から2つ目の目盛りに合わせて背負ってみます(いつもは指で指している目盛りに合わせています)

オスプレーカイト36を背負った右横向きの上半身が写っている。
筆者の背面長に対してザックの背面長が長いためショルダーベルトが肩のカーブに沿わずに浮いてい隙間ができてしまっている。筆者の肩のカーブに沿っていないことがわるようにショルダーベルトのカーブに沿って赤線を引いている。

肩とショルダーベルトの間に隙間ができてしまいました。

オスプレーカイト36を縦に床に置いている画像。背面長調整板を一番上の目盛りに合わせて背面のポケットに挿入した状態を写している。背面長調整板の目盛りはすべてポケットに入って見えなくなっており、ポケット上部中央にある白い三角マークを右手人差し指で指さしている。


普段は一番上の目盛りに合わせています

オスプレーカイト36を背負った右横向きの上半身が写っている。
背面長調整板を筆者の背面長に合わせているためショルダーベルトのカーブが肩のカーブに沿って隙間がなくなっている。ショルダーベルトのカーブが筆者の肩に合っていることがわかるようにショルダーベルトのカーブに沿って赤線を引いている。

肩のカーブにショルダーベルトが沿って隙間がなくなりました。

自分の背面長に合わせて背負うとショルダーベルトが肩のラインに沿ってフィットします。背面長調整板は必ず自分に合う長さに調整して背負ってください。さらにフィット感を高めるためのフィッティング方法は後半で

2023newモデル
オスプレーカイト38を
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オスプレーカイト36基本情報

※オスプレーカイトの2023Newモデル「オスプレーカイト38」が発売されています。

容量・サイズ:XS/S=34リットル S/M=36リットル
外寸:縦70✕横33✕奥行き30cm
重さ:XS/S=1380 S/M=1470g
対応背面長:XS/S=33〜40.5cm S/M=40.5〜51cm

収納
・メイン(1・2気室切り替え可能)
・ポケット
 ・雨蓋の外側にファスナー付きポケット1、内側にメッシュポケット1
 ・メインのフロントに1
 ・両サイドにストレッチメッシュポケット
 ・底面にレインカバー収納
 ・ヒップベルトの両サイドにファスナー付きポケット
 ・背面にハイドレーションスリーブ(水分補給用パックの収納ポケット)

オスプレーカイト36の各機能の使い方

1気室・2気室切り替え可能

メインの内部を仕切りを使うことで2つに分けることができます。

オスプレーカイト36を縦に床に置いている画像。ザックの一番上にある雨蓋を背面側に倒してメイン収納部の出し入れ口が巾着式に開閉できる様子が写っている。右手で巾着式の紐を引っ張って出し入れ口を半分ほど閉めている。

雨蓋の下にメイン収納の出し入れ口があります。

オスプレーカイト36を縦に置いてる画像。ザックの下部にあるファスナーを開けるとメインの収納部にアクセスできる様子が写っている。メイン収納は仕切りを使って2段に分けられているため、画像では仕切られた下の収納部が写っている。(メイン収納部が仕切られてない状態を1気室、仕切られている状態を2気室という)

レインカバーの上にあるファスナーを開けると下からもアクセス可能に。写真では仕切りを使って2気室に分けてあります。

オスプレーカイト36を正面を上にして床に置き、メイン収納部の下部のファスナーを開けて内部の仕切りを写している。仕切りはシート状で内前面にシートの一辺が縫い付けてある。仕切りとして使用する場合はシートに付いている2本のベルトを内部背面側にあるバックルに通してシートを張ることで仕切ることが可能となる(2気室になる)。

仕切りはベルトで固定します。

オスプレーカイト36を正面を上にして床に置いている画像。メイン収納部の仕切りのシートのベルトを外して外側にシートを出して形状を写している。
ザックと同色の四角いシートである。シートの両角にはベルトがぶら下がっている。

仕切りを取り外すことはできない仕様。

オスプレーカイト36を正面を上にして床に置いている画像。メイン収納部の仕切りのシートのベルトを外して外側にシートをめくり上げ、仕切りがない状態の内部を写している。
右手を下部から差し込み仕切りがなく上部まで繋がって1気室になっている状態がわかる。

内部の仕切りを外した状態。背の高い物を収納する場合など仕切りを外して収納することができます。

サイドファスナー

雨蓋を開けなくても、サイドファスナーから取り出し可能。

オスプレーカイト36を縦に床に置いた右斜め横からの画像。メイン収納部の正面右側面に縦にファスナーが付いている。ファスナーを開け右手でメイン収納部から蛇腹折りの座布団を取り出している様子が写っている。

サイドのファスナーからメインの気室にアクセス可能。
下の方にある荷物も取り出しやすい。

深くて伸縮性のあるサイドポケット

オスプレーカイト36を右向きにして縦に置いた画像。右側にあるサイドポケットが中央に写っている。ポケットには500mlのペットボトルが縦に入っており、ペットボトルの蓋の部分がポケットから出ている。ポケットは伸縮性があるためペットボトルを包み込むようにフィットしている。

深さがあるので縦にドリンクを入れると背負ったまま出し入れは難しいです。

使ってみて密かに良さを実感したのは深く伸縮性のあるサイドポケットです。

山ではザックを背負ったまま前かがみになるシーンが多々あります。前かがみになったときにポケットに入れていた物が落ちて、取りに行けないような斜面を転がっていってしまったら大変です。

その点、オスプレー カイト36のサイドポケットは深くて伸縮性があるため前かがみになっても中身が落ちにくい構造なので安心です。また、取り出しやすいようにポケットのサイドにスリットが入っているので背負ったままでもドリンクなどが取り出しやすいように工夫されています。

オスプレーカイト36を右向きにして縦に置いた画像。右側にあるサイドポケットが中央に写っている。ザックを背負ったときにサイドポケットの背中側に当たる一辺の中央部にスリットが入っている。スリット部には手さぐりでもわかるように1cm幅くらいのタブが付いており、画像では右手でタブをつまんでスリット部を広げている。

ポケットの側面にスリットが入っています。タブをつまむと広げやすいです。

オスプレーカイト36を右向きにして縦に置いた画像。右側にあるサイドポケットが中央に写っている。
500mlのペットボトルをサイドポケットに斜めにして入れてスリットからペットボトルの先端3/1くらいがスリットから出ている。

ドリンクを斜めにして入れると背負ったまま側面のスリットから出し入れできます。

ハイドレーションスリーブ

オスプレーカイト36を縦に床に置き、背面の背面長調整板が入っているポケットを上からアップで写している。右手でポケットを広げている。背面長調整板と一緒にハイドレーションパックを収納することができるようになっている。ザックの背面上部には「H2O」と書かれたしずくマークの1cm幅ほどのタブが付いている。タブのすぐ下にはストローを固定するベルトが付いている。

「H2O」のマークが目印のハイドレーションスリーブ

行動時の水分補給でハイドレーションパックを使う場合は背面長調整板の収納部にハイドレーションパックを収納できます。

※ハイドレーションパック:水などを専用のパックに入れてザックに収納し、パックから伸びるストローを使って補給する方法。素早い水分補給が可能になる。水分の残量がわかりにくい、ストローなどの手入れに手間がかかるといったデメリットもあり。

雨蓋

オスプレーカイト36を縦に床に置いた背面の上部の画像。雨蓋を被せて雨蓋の外側のポケットの背面ファスナーを開け、右手を差し込んでいる様子が写っている。

外側のポケットにはすぐに取り出したいものや使用頻度の高い物を入れると便利です。

オスプレーカイト36を縦に床に置いた背面の上部の画像。雨蓋をめくり内側のメッシュポケットを写している。ポケットの右側にファスナーがあり、上下することで開閉できる。画像ではファスナーを開け、ポケットに内蔵されている赤いキーホルダーを右手でつまんでポケットの外に引き出している。

内側のポケットにはキーホルダーが付いてます。

ザック本体内部に雨水が入らないようにするための蓋(完全防水ではありません)。蓋部分の内側と外側がポケットになっています。
・外側ジッパー付きポケット:手袋や行動食などサッと出し入れしたいものを入れておくのに向いている
・内側メッシュポケット:ポケット内部にホルダーが付いているので鍵などぶら下げておくことが可能

フロントポケット

オスプレーカイト36を正面を向けて縦て床に置いている画像。メイン収納部の外側にあるポケットに右手のひらを差し込んでいる様子を上から写している。

縦に長く若干伸縮性があります。暑くなったときに薄手のパーカーくらいなら丸めて収納可能。
ファスナーもなく、アクセスしやすいのでついつい何でも入れすぎてしまうので注意しましょう。

レインカバー付き

オスプレーカイト36を縦に床に置き、緑色のレインカバーを被せている画像。レインカバーでザックの正面全体がすっぽり覆われている状態が写っている。

ザックにカバーをかけた状態。オスプレーのロゴが真ん中に
入っていてかっこいいです。

山の天気は変わりやすいです。そのため雨対策は必須です。レインカバーは底面ポケットにコード付きで標準装備されています。底面なので雨天以外で邪魔になることもなく、また出し入れや取り付けも簡単です。レインカバーはコードを外せるのでお手入れも簡単です。

オスプレーカイト36を正面を上にして床に寝かせて底面を見せている画像。底面のレインカバーが収納されているポケットが写っている。ポケットには目印として1cm幅ほどのしずくマークが記されたタブが付いている。

「しずく」マークが目印です

オスプレーカイト36を正面を上にして床に寝かせて底面を見せている画像。底面のレインカバーが収納されているポケットのファスナーを開て右手でレインカバーを少し引き出し収納されている状態を写している。

ファスナーを開けるとレインカバーが入っています

オスプレーカイト36を正面を上にして床に寝かせて底面を見せている画像。底面のレインカバーが収納されているポケットからレインカバーを取り出し、レインカバーをザック本体に繋げているコードが写っている。コードの先端にはプラスティック製の1.5 cmくらいの円柱状のバーがコードに対して垂直に付いている。レインカバーのしずくマークのタブの内側にある輪っかにバーを通して固定できる。画像では輪っかに通したバーを右手でつまんでいる様子が写っている。


レインカバーの取り外しも簡単です。

ヒップベルトの両サイドにファスナー付きポケット

オスプレーカイト36を縦に背面を向けて床に置きザックのヒップベルトの左ポケットを写している。ポケットはラグビーボールのような形状。ファスナーを開て右手の親指と人差し指でポケットを広げている状態が写っている。左ポケットにはオスプレーのブランドマークが付いている。(オスプレー=みさごという猛禽類)

ヒップベルトの両サイドにあるウエストポーチのようなポケットはアメやシリアルバーなどの行動食を入れておくのにちょうどいいサイズ感です。スマホは機種によりますが小さいサイズでしたら入る物もあるかと思います。

オスプレーカイト36を縦に背面を向けて床に置きザックのヒップベルトの左ポケットを写している。ポケットのファスナーを閉めた状態が写っている。ファスナーの取っ手には輪っかがついているので指をかけて開閉しやすくなっている。

ファスナーは輪っかに指をかけて開閉できるので
背負ったままでも開け閉めしやすいです。

ストウオンザゴー

オスプレーだけに装備された機能です。刀を納める鞘(さや)のようにトレッキングポールを脇に挿し込むことができます。トレッキングポールを使って歩いてるときに岩を掴んだり、斜面に渡されたロープなどを掴んで登るとか下りるといったことが必要となった場合、ザックを背負ったままサッと輪っかに通すだけで両手が空くので便利です。立ち止まって地図を確認したいときや写真を撮りたいときなどにもいいですね。

オスプレーカイト36を背負っている画像。ストウオンザゴーの説明画像。背負った正面左側面が写っている。ショルダーベルトとヒップベルトある輪っかがストウオンザゴーである。画像では右親指と人差し指でショルダーベルト側の輪っかを、左親指と人差し指でヒップベルト側の輪っかをそれぞれつまんで位置がわかるように見せている。

左側のショルダーベルトとヒップベルトにある輪っかに
トレッキングポールを通して使います。

オスプレーカイト36の左側ショルダーベルトにある輪っかの部分のアップ画像。輪っかの横にはトレッキングポールのマークがあることを写している。

「トレッキングポール」のマークが付いています

オスプレーカイト36を背負った右向き上半身の画像。ストウオンザゴーに短く縮めたトレッキングポールを通している。刀の鞘のように胸の辺りからヒップ下にかけて斜めにトレッキングポールが收まっており、左手を曲げてトレッキングポールの先端を握っている画像。

ストウオンザゴーにトレッキングポールを通すと刀の鞘のように斜めにトレッキングポールを収納できます。

アイスツールアタッチメント

オスプレーカイト36を縦に台の上に置きザック正面右下を写している。右下にはザックに対して垂直に輪っかが付いている。この輪っかをアイスツールアタッチメントという。使用するときは、上から差し込まずに下からトレッキングポールや雪山で使用するピッケルなどをアイスツールアタッチメントに通し、ザックのフロントポケット横に向けて挿し込んで固定する。左側下部にも同様のアイスツールアタッチメントが付いている。画像は右下のアイスツールアタッチメントを右親指と人差し指で持っている状態が写っている。

雪山登山で使用するピッケルを固定する輪っか状のアタッチメントです。トレッキングポールを収納することもできます。

オスプレーカイト36を正面を向けて縦に台に置いている画像。左右のアイスツールアタッチメントを使ってトレッキングポールを1本ずつ固定している。トレッキングポールはグリップを下にして逆さにして固定している状態が写っている。

チェストストラップ/エマージェンシーホイッスル

ショルダーベルトの左右についてるストラップ。デコルテの位置でカチッと留めます。留め具の部分が笛になっているので、万が一の緊急時は思い切り吹いて居場所を知らせましょう。

オスプレーカイト36を背負っている上半身の画像。左右のショルダーベルトに付いているチェストストラップを左右の手を使いデコルテの右の方で留めている様子が写っている。
オスプレーカイト36の背面側を向けて台に置いている。チェストストラップのアップ画像。チェストストラップの右側のバックルは緊急用の笛(エマージェンシーホイッスル)としても使うことができる。右のバックル上部にある出っ張りには穴が空いており吹くと笛の音がする。画像ではチェストストラップのバックルを留めて右手で持っている。笛の出っ張り部分がわかるように赤線で囲われている。

赤丸で囲った出っ張りがホイッスルになっています。
緊急時に思い切り吹いて居場所を知らせることができます。

ショルダーストラップ

オスプレーカイト36を背負っている上半身左側面の画像。ショルダーベルトの長さを調節するショルダーストラップを左手で握っている様子が写っている。ショルダーストラップはショルダーベルトの下の方に付いているストラップで、背負った状態でストラップを握り、斜め後ろ下方へ引っ張って締めることができる。

ショルダーベルトの下の方にショルダーストラップがあります。

ザックを背負ったときにストラップを締めることでザックを背中にフィットさせることができます。

ロードリフターストラップ

オスプレーカイト36を背負っている上半身の左側面画像。ショルダーベルトと雨蓋の接続部に付いているロードリフターストラップを左手で握って前方に引っ張りストラップを締めてる様子が写っている。

ショルダーベルトと雨蓋を繋いでいるのが
ロードリフターストラップです。

ショルダーストラップと同様にザックを背中にフィットさせるためのストラップです。

詳しくは後半のフィッティング手順をご覧ください。

スリーピングパッドストラップ

オスプレーカイト36の正面を向けて縦に台に置いている画像。アイスツールアタッチメントの両方の輪っかの位置にバックル付きのストラップが付いている。底面からメイン収納部の下のファスナーに向けて縦にバックルで留めるようになっている。折りたたんだスリーピングパッドを横にして左右のベルトで留めて固定することができる。他にザックに入らない長いもの、かさばる物を固定することも可能。画像ではスリーピングパッドの代わりに蛇腹折りの座布団を畳んでストラップで固定している。

マット類などを固定できるストラップです。
ザックに入りきらない大型の荷物を固定するためのストラップです。
あまり外側にいろいろぶら下げると木に引っかかったり、狭い山道ですれ違いのときにジャマになることもあるので、日帰り登山ではほぼ使うことはないでしょう。

オスプレーカイト36の正面を向けて縦に台に置き、スリーピングパッドストラップ部を写している。折りたたみ座布団を外した状態でストラップの形状がわかるように左手で左側のストラップを持ち、底面とアイスツールアタッチメント部にあるストラップをバックルで留めて輪になっている状態が写っている。

デイジーチェーン

オスプレーカイト36の正面を向けて縦に台に置いて正面全体が写っている。デイジーチェーンとは、雨蓋の上部両サイドに2箇所ずつとフロントポケットの両サイドに3箇所ずつある直径3cmほどの半円状の輪っかのこと。画像ではフロントポケット向かって左側一番上のデイジーチェーンにカラビナを使って蛇腹折りのコップをぶら下げ、向かって右側のデイジーチェーン一番上には反射バンドを巻き付けている状態が写っている。

わたしは反射バンドと蛇腹式のコップをぶら下げてます

オスプレーカイト36の右側のデイジーチェーン部のアップ画像。右手人差し指で輪っかに指を通して輪の状態を写している。デイジーチェーンはザックと同素材で伸縮性はない。

メインのフロントポケット両サイドと雨蓋にも付いてます。

輪っかになっているので熊鈴をぶら下げたりカラビナや紐、ゴムを使って道具をぶら下げたり固定することができます。スリーピングパッドストラップでもお伝えしましたが、安全な登山の観点からも使用する場合は必要最低限の物だけにしましょう。

女性の体型に合うように設計されたオスプレーカイト36ショルダーベルトとヒップベルト

オスプレーに限らずザック選びの際は、男性用や男女兼用のザックではなく、女性用のザックを選びましょう。女性用のザックはショルダーベルトの幅やヒップベルトの位置、角度が女性の体型に合わせて設計されています。

ザック選びで重要なのはいかに自分の身体にストレスなくフットするかなので、特別なトレーニングを積んで身体を鍛えたりしていない限りは、女性用のザックから自分の身体に合うザックを探せば間違いないでしょう。

ザック選びで優先するのは身体に合うサイズ、フィット感なので、容量がオスプレーカイト36では足りない場合はオスプレーカイト46という容量が多いモデルを使うといいかもしれません。

ショルダーベルト・パット

肩に触れる部分がメッシュ素材でクッション性のあるショルダーベルトは肩に食い込みにくく、通気性もあるので蒸れにくいです。またショルダーベルトの正面部分にはゴムベルトがついています。わたしはここにカラビナを使ってドリンクホルダーを取り付けています。

オスプレーカイト36を縦に背面を向けて床に置いている。向かって右側のショルダーベルトの内側(肩に触れる部分)が見えるように右手でショルダーベルトを外側にひねるように持っている画像。ショルダーベルトの内側はクッション性があるメッシュになっている。
オスプレーカイト36を背面を向けて斜めに壁に立てかけ床に置いている画像。向かって右側のショルダーベルトの外側には2cm幅ほどのゴムバンドが11cmほどの間隔で2箇所付いている。画像では上にあるゴムバンドに右手人差し指を上から通して親指でつまんでバンドを少し引っ張っている様子が写っている。

ゴムベルトにドリンクホルダーなどを吊るすことが可能。

ショルダーベルトにはフィット感を高めるショルダーストラップとスタビライザーストラップが付いています。

ヒップベルト・パット

オスプレーカイト36を背面を向けて縦に床に置いている。ザックの下部のヒップベルト部の画像。ザック背面の両サイドから腰を包むようにまあるくカーブしたヒップベルトが左右から前方に向かって付いている。ヒップベルトの先端はアジャスター付きのベルトになっておりバックルをへその下で留めるようになっている。
オスプレーカイト36を背面を向けて縦に床に置いている。向かって右側のヒップベルト部のアップ画像。
ヒップベルトはショルダーベルトと同様に内側がクッション性のあるメッシュ素材になっている状態が写っている。

厚みと幅のあるヒップベルトは安定感があり身体へのアタリがソフトで腰の負担が軽くなります。ショルダーベルトと同じく腰に触れる部分はメッシュ素材。腰の位置に合わせておへそのところでバックルを止めます。

オスプレーカイト36のフィッティング手順

  • ロードリフターストラップ
  • ショルダーストラップ
  • ヒップベルト
  • チェストストラップ

を緩めておきます

1まずザックをゆっくりと背負う

オスプレーカイト36を背負う動作を説明する画像。筆者が正面を向き、軽く膝を曲げ、オスプレーカイト36のショルダーベルトを両手で持って右膝の上に乗せている状態が写っている。

重たいザックを背負うときは勢いをつけると腰を痛めたり、バランスを崩したりするのでゆっくり背負いましょう。まず膝の上にザックを置いて体勢を整えます。

オスプレーカイト36のショルダーベルトに片腕を通している画像。腕を通すときはザックは膝に乗せたまま上半身をかがめて反対側の手でショルダーベルトを持って片腕(画像でいうと左腕)を通す。片腕を通したら上体を起こして反対側の腕(画像では右腕)を通す。

腰を落として膝に置いたザックのショルダーベルトに腕を通します。

筆者がオスプレーカイト36を背負って正面を向いている上半身の画像。両手は正面を握っている。

背負うことができました。ここからヒップベルトやストラップ類を締めて身体にフィットさせていきます。

全体の8割ほどをヒップベルトで支えて残り2割ほどをショルダーベルトで支えているということを意識して各ストラップの締め具合を調整していきましょう。

2ヒップベルトを締める

まずヒップベルトを締めます。ヒップベルトはウエストのくびれではなく腰骨に合わせてください。ヒップベルトで腰骨を包むように合わせ、バックルをカッチとはめます。バックルがおへその下にくるように左右からベルトを引っ張って締めてください。ベルトから手を離してザックがお尻の上に載っていればOKです。

筆者がオスプレーカイト36を背負ってヒップベルトのバックルをお腹のところで留めるために両手で持っている画像。
筆者がオスプレーカイト36を背負ってヒップベルトのバックルをおへその下で留めた画像。

3ショルダーストラップを締める

ショルダーストラップを締めます。左右のショルダーストラップを握って斜め後ろにひっぱるとショルダーベルトが腕のカーブにぐっと寄ってくるのがわかります。ショルダーストラップがズボンの縫い目の延長線上にあればOKです。

筆者がオスプレーカイト36を背負ってヒップベルトを締めて横を向いている首から下の上半身画像。左側の側面が写っている。ショルダーベルト下部にあるショルダーストラップを左手で握って斜め後ろ下方へ引っ張ってショルダーストラップを締めている。

4ロードリフターストラップを締める

ロードリフターストラップ締めます。軽く前傾姿勢になり、ショルダーストラップの上部にあるストラップを左右でそれぞれ持って手前にひっぱるとザックの上部が身体にぐっと寄ってくればOKです。こうすることでザックが左右に揺れにくくなります。ショルダーストラップ同様、きつく締める必要はありません。

筆者がオスプレーカイト36を背負ってヒップベルトを締め横を向いている上半身左側面画像。ショルダーベルトと雨蓋を繋いでいるロードリフターストラップを左手で握って手前に引っ張りストラップを締めている様子が写っている。

5チェストストラップを留める

最後にチェストストラップを留めます。ショルダーベルトを内側に引き寄せることでよりザックがフィットします。ショルダーベルトがずれない程度に留めましょう。きつく締めると息苦しかったり、チェストストラップのバックルが胸に当たって痛いので、たるみのない程度でOKです。ストラップの位置は上下にスライドして調節可能です。デコルテの辺りで留めると苦しくありません。

筆者がオスプレーカイト36を背負って正面を向いている首から下の上半身画像。左右のチェスターストラップを持ってデコルテの位置で留めている様子が写っている。

6フィッティング完成

背面長を合わせたうえできちんとベルトやストラップを締めると背中や肩のカーブに沿ってしっかり背負うことができます。

筆者がオスプレーカイト36を背負った右側面上半身の画像。腕は自然に下に下ろしている。自分の背面長に背面長調整板の目盛りを合わせてヒップベルトとチェスターストラップを締めた状態が写っている。ショルダーベルトが肩のカーブに沿いザックがお尻の上にしっかり乗っかっている様子が写っている。

日帰り登山パッキング例

わたしが実際に日帰り登山をした際のパッキング例です。

登山データ

  • 六甲山最高峰 931m
  • 歩行時間 約8時間(休憩含む)
  • 歩行距離 14.6㎞
  • 天候 晴れ/曇り 山頂付近では風あり
  • 積雪なし

登山日2022/12/15

持ち物

オスプレーカイト36を画像右側に正面を上にして床に寝かせて置いている。オスプレーカイト36の左側には持ち物がずらりと並べられている。持ち物は本文での説明でわかりやすいように、大まかなカテゴリごとでまとめられている。カテゴリは色分けをしてカテゴリごとに色の線で囲われている。
色分けの位置関係はザックから遠い位置から、赤エリア、緑エリア、オレンジエリア、紫エリア、黄色エリア、青エリアとなっている。
赤エリア
  • トレッキングポール
  • ゴミ拾い用トング
  • 蛍光ペン
  • 扇子
疲労軽減バランス確保
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緑エリア
  • ウエットティッシュ
  • 水に流せるティッシュ
  • ビニール袋
  • 手ぬぐい(大小各1枚)
忘れがちな必需品は楽天が便利
オレンジエリア
  • 五徳
  • 風防
  • シェラカップ&蓋
  • 固形燃料
  • ライター
  • マルチナイフ(VICTORINOX)
  • アルファ米(わかめご飯)
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紫エリア
  • 雨具/防寒用オールマウンテンジャケット(THE NORTH FACE )
  • 防寒用ウルトラライトダウンジャケット(UNIQLO)
  • ニット帽
  • ネックウォーマー
  • サングラス(gym master)
  • 使い捨てカイロ
  • モバイルバッテリー
  • 折りたたみ座布団
  • 日焼け止め
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黄色エリア
  • 水ペットボトル500ml✕3本
  • 保温ポット(お湯)
  • 財布
  • 蛇腹式コップ
  • 反射バンド
  • ドリンクホルダー2個(モンベル)
あると助かる隙間グッズは楽天で
青エリア
  • インナーグローブ
  • ゴアテックスグローブ(モンベル)
  • ヘッドライト(PETZL)
  • エマージェンシーシート
  • エマージェンシーキッド(絆創膏や鎮痛剤など)
  • ブドウ糖・アメ・魚肉ソーセージ
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他に途中のコンビニで買った行動食用のおかしやランチ用のフリーズドライスープが増えました。

パッキング

では実際にパッキングしていきます。あくまで一例なので、どのポケットにどんな物を入れておくと使いやすいかはそれぞれ違う思いますが参考にしてください。

メイン収納部

2気室に仕切って使用します。レインカバーの上にあるファスナーを開けて2気室の狭い方から詰めていきます。

オスプレーカイト36の正面を上に向けて床に寝かせて置いている画像。メイン収納部の下部のファスナーを開て広げて収納物を写している。雨具/防寒用オールマウンテンジャケット(THE NORTH FACE )と防寒着のウルトラライトダウン(ユニクロ)をそれぞれのアウター付帯の巾着袋に入れ、メイン収納部を2気室に仕切った下の気室に収納されている様子が写っている。

雨具とダウンを入れました。

オスプレーカイト36の正面を上に向けて床に寝かせて置いている画像。メイン収納部の下部のファスナーを開て広げて収納物を写している。雨具と防寒着の手前に向かって右からエマージェンシーシート、ヘッドライト、マルチナイフが入っている。

手前にはヘッドライト・エマージェンシーシート・マルチナイフを入れました。

メインの収納部に詰めた状態です。詰め方のポイントは「重たいものは下入れる」です。ペットボトルやお弁当類などは下の方に入れましょう。上部にはニット帽とネックウォーマーを入れてすぐに取り出せるようにしました。日帰りなので十分余裕があります。

オスプレーカイト36を正面を向けて縦に床に置きメイン収納部の巾着を広げて内容物を写している。2気室で仕切られた上部の気室の様子がわかる。500mlのペットボトル2本と、昼ごはん用の食材や食器、固形燃料五徳などをまとめて保冷バックに入れた物を並べて底部に入れ、中間部にはニット帽とネックウォーマーを入れている。2気室下段と併せてメイン気室の3分の2ほどが詰まっている。
左手でシェラカップの蓋を開け中身を見せている画像。シェラカップの中に固形燃料受け皿、受け皿の中に固形燃料と重ねて収納されている様子が写っている。シェラの下のには持ち運びで使用している白い巾着袋が敷かれている。

固形燃料とシェラカップは重ねて蓋をして巾着へ入れると
ガチャガチャ音がしにくくなります。

黒い縦長の巾着袋を床に置き、巾着袋の上に五徳と風防とライターが置かれている画像。

五徳はシェラカップなどに食材を入れて火で調理するときに固形燃料を囲うように五徳を置き、五徳のうえにシェラカップを乗せて煮炊きするもの。金属製のL字型のプレート3枚を三角形に組んで使用するが画像では、プレートを組み立てずに重ねて置いている。風防は風で火が消えないように五徳を囲うための衝立だが、画像では屏風折りに畳まれている。ライターは固形燃料に火を点けるために使用する。


五徳と風防とライターもまとめて巾着へ入れます。

食材や燃料などを入れいている保冷バックを中身が見えるように上から写している。保冷バッグの中身は、500mlのお湯が入ったポット、固形燃料と受け皿を重ねて入れたシェラカップの入った巾着、五徳、風防、ライターを入れた黒い巾着袋の3点が入っているのが写っている。                                                                         

調理セットとお湯のポットをまとめて保冷バックへ。
バックごとメイン収納の底に入れます。

フロントポケット

フロントポケットには折りたたみ座布団を入れます。

オスプレーカイト36を正面を向けて縦に床に置いている画像。雨蓋はめっくってある。メイン収納部は巾着で閉じられている。フロントポケットに折りたたみ座布団を右手で入れている様子が写っている。
オスプレーカイト36を正面を向けて縦に床に置いている画像。雨蓋はめっくってある。左側一番上のデイジーチェーンにぶら下げた蛇腹式コップをフロントポケットに左手で入れている。右側のデイジーチェーン一番上には蛍光黄色の反射バンドが巻き付けてある様子が写っている。

デイジーチェーンにぶら下げた蛇腹式コップはポケットに入れてしまいます。反射バンドは万が一暗くなってしまったときのために常に巻き付けています。

雨蓋内側/外側ポケット

内側のメッシュポケットにはエマージェンシーキッドとカイロと財布を入れてます。(最終的には鍵も入ります)

オスプレーカイト36を正面を向けて縦に床に置き、雨蓋内側のメッシュポケットをアップにした画像。ポケット内手前から財布、ホッカイロ、エマージェンシーキッドと重ねて入っているのがメッシュから透けて見えている様子が写っている。
オスプレーカイト36を背面を向けて縦に床に置き、雨蓋の外側のポケットをアップにした画像。右手でポケットに手袋と水に流せるティッシュを入れている様子が写っている。

外側のポケットには手袋2つ、水に流せるティッシュ、ウエットティッシュ、ビニール袋、蛍光ペンを入れます。

サイドポケット

オスプレーカイト36を左に向けて縦に床に置いている。左側のサイドポケットにフォーカスした画像。短く収納したトレッキングポールを2本収納している。


わたしはトレッキングポールをサイドポケットに入れています
アイスツールアタッチメントで固定してももちろん大丈夫です。

左側のポケットにはトレッキングポールとゴミ拾い用トング。右側のポケットには扇子と日焼け止めが入ってます。扇子は涼むためと顔周りを飛び交う虫を追い払う目的で夏場は特に使用頻度が高いですが、冬でも念の為持っています。

ヒップベルト両サイドのポケット

左側のポケットには行動食を入れることが多いです。片手ですぐに取り出して食べられる物がおすすめです。吸収が早いブドウ糖や片手で食べられる魚肉ソーセージは必ず持っていきます。エネルギーの消耗が激しい夏山登山では一口サイズのおにぎりを2〜3個入れておくとスナック感覚で炭水化物を摂取できるのでおすすめです。

オスプレーカイト36を正面に向けて縦に床に置き、ヒップベルトの左側のファスナーつきポケット部をアップにした画像。ポケットのファスナーを開けて中に入ってる個包装のブドウ糖を右手で2つ持っている様子が写っている。ブドウ糖の他に魚肉ソーセージも入っている。


夏山登山に比べて冬山登山は行動食は少なめです。

オスプレーカイト36を正面に向けて縦に床に置き、ヒップベルトの右側のファスナーつきポケット部をアップにした画像。ポケットのファスナーを開けて中に入ってるモバイルバッテリーを右手で取り出している様子写っている。

右側のポケットに入れたのは登山の必需品モバイルバッテリーです。バッテリー切れになっても困らないように必ず持っていきましょう。

ドリンクホルダー

こまめな水分補給をするためにショルダーベルトのゴムバンドにカラビナを使ってドリンクホルダーを左右に取り付けています。ドリンクホルダーを2つ付ける理由は重さのバランスが取りやすいということと、片方は水、もう片方はスポーツドリンクをセットしてコンディションや気分に合わせて好きな方をすぐに飲めるようにするためです。

オスプレーカイト36を背面を向けて縦に床に置いている画像。ショルダーベルト前面にあるゴムバンドにカラビナを使ってドリンクホルダーが取り付けられた状態が写っている。向かって左のドリンクホルダーには500mlのペットボトルが入っている。右側のドリンクホルダーには何も入ってない。

パッキングしたザックを背負った状態

必要な物がそれぞれ使用頻度に応じて取り出しやすいところに収納され、ザックを降ろさなくても水が飲めたり、行動食を食べられるようになっています。デイジーチェーンには反射バンド以外ぶら下がっているものはなく木の枝などに引っかかる心配もありません。

筆者がパッキングしたオスプレーカイト36を背負っている右向き上半身画像。腕は下に下ろしている。ドリンクホルダーには500mlのペットボトルが入っており、サイドポケットにはトレッキングポールが入っている。
筆者がパッキングしたオスプレーカイト36を背負っている正面上半身画像。腕は下に下ろしている。ショルダーベルトに取り付けたドリンクホルダーはザックを背負うとバストの横に来る。チェスターストラップとヒップベルトもそれぞれしっかりと締められている。
筆者がパッキングしたオスプレーカイト36を背負っている後ろ向き上半身画像。腕は下に下ろしている。デイジーチェーンのは反射バンドのみが巻き付いており、蛇腹式コップはフロントポケットにしまい込まれているので見えない。左側のサイドポケットにはトレッキングポールが入っている。

オスプレーカイト36の推奨パッキングウェイト

公式サイトで9〜16キロとなっています。オスプレー カイト36だからといって36キロの荷物を持って行けるということではないようです。疲労をなるべく軽減したり身軽に行動するためにも持っていく荷物は常に精査して、詰め込み過ぎないパッキングを心がけましょう

オスプレーカイト36のセルフメンテナンス方法

簡単なセルフメンテについて説明します。使用ごとに洗う必要はありません。

帰ってきたらなるべく早くザックの中身を全部出して汚れが気になる部分があればブラシや濡らしたタオルでこすらないように拭いて落とします。

ファスナーをすべて開けてベルト・ストラップ類も緩めた状態で日陰の風通しの良いところでしっかり乾かしましょう。雨に濡れたときはレインカバーもしっかり乾かしてください。しっかり乾いたら必要に応じて防水スプレーをかけておくと汚れや水を弾いてお手入れが楽になります。

オスプレーカイト36を実際に使ってみて

タウン用リュックとの違い

  • 男性用と女性用がある
  • 背面長調整機能がある
  • ヒップベルト、ショルダーストラップ、スタビライザーストラップ、チェスターストラップで背中にしっかりフィットする構造
  • ヒップベルトの高いクッション性
  • 肩でなく腰でしっかりと荷物を支えることで肩の負担が少ない
  • メインの収納部を仕切りを使って2気室に分けることができる

よかった点

  • 岩場をよじ登るようなシーンでザックがずり上がったり、背中でザックが左右に揺れたりしないので余計なストレスなく登山に集中することができた
  • 通気性がいいので気温が高い夏の登山も防寒で着込む冬の登山も背中が汗でびっしょりになることはなかった(汗かきかどうかやどんなウェアを着ているかによって違いがあるかも)。
  • 上半身全体でザックを支えているため肩にショルダーベルトが食い込んで痛いとか、肩が凝るといったこともなくストレスフリーな背負い心地
  • ショルダーベルトにドリンクホルダーを取り付けたことで水分補給が容易になり夏場は特に快適
  • オスプレーカイト36の四角いフォルムは、かっこいいトレッキングウェアとの相性がとてもいいので、かっこいいイメージでトレッキングファッションを楽しみたい方にもおすすめ

になった

  • 見上げる動作で雨蓋が後頭部に当たる
  • つばの広い帽子は雨蓋につばが干渉するので素材やつばの広さに注意

ザックを背負うと、後頭部のあたりに雨蓋があります。そのため、見上げる姿勢のときに雨蓋が後頭部に当たり見上げにくいことがあります。


また、背中に重さがあるため無理に首や腰を反るとバランスをくずして転倒する可能性があるので注意しましょう。

見上げる動作以外では、登りでも下りでも軽く前傾姿勢になっているので雨蓋が気になることはありません。

また、つばの広い帽子は雨蓋と干渉します。
キャップを被るか、つばが広い帽子の場合は折り曲げることができるものなら気にならないでしょう。わたしは、シャカシャカした素材の帽子だと雨蓋とこすれる音が気になりました。

オスプレーカイト36を背負ってたくさん登ろう

オスプレーカイト36記事のまとめ
  • 登山ビギナーの女性におすすめのザック
  • 日帰り〜山小屋1泊まで対応可能な容量
  • フィット感があり背中が蒸れにくい構造
  • 体型に合わせてフィット感を細かい調整が可能

オスプレーカイト36の使い方やザックの背負い方、パッキング例までわたしの知っている情報のほぼ全てといってもいい情報をお伝えしました。

が、使い方は人それぞれです。

ぜひ皆さん独自の使い方を見つけていただきたいと思います。安全で快適な登山をするためには工夫も必要ですので、手に入れたザックの元々の機能以上に使いこなせるよう創意工夫を忘れず、愛情を持って使いこなしてください。

そうすればきっと良き相棒としてあなたの山登りに欠かせない存在になるはずです。

奈良県にある曽爾高原〜倶留尊山に登ったときの展望写真。天気は快晴で青空に綿雲が連なっている。眼下は一面緑色のすすきの高原が広がっている。高原の奥には奈良県の山々が見える。

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